2008-07-31

フィンランドの家

フィンランドの家が決まりました!
エスポー(ESPOO)というヘルシンキ(HELSINKI)からはバスで15分くらいのところにあります。



ヘルシンキ工科大学からは歩いて10分無いと思います!



目の前は森と湖(海かも)が広がっています。設計はアルヴァ・アアルト。



3人でシェアするようですが、大丈夫かな?風呂・トイレ・キッチンが共同なのがつらい・・。
そして、何より9月からの入居だという・・、8月の家は??
まだまだ波乱のフィンランド留学準備です。トホホ

2008-07-21

崖の上のポニョ

(注意)
今日の日記は、「崖の上のポニョ」の内容にふれます。
まだ見てない方や内容を知りたくない方はまた後日、読んで共感してくださいm(_ _)m


今日、崖の上のポニョを見に行きました!
一言で言うと、アニメがアニメを超えた日。
僕が見終わって最初に思ったことが、
「宮崎さんと同じ時代に生まれたことに感謝したい」でした。
アニメの限界、アニメの概念、アニメの囲いを打ち破って、前にグウィーーーンって飛び出してきた!!あるジャンルの世界が変わった瞬間に初めて立ち会った。
”すべてに感動”
まず、そーすけ(5歳)のその行動一つ一つが本当に過去をフラッシュバックさせてくる。
そして、なにより、5歳の子供は、
・すでに多くのことがしっかりとこなせる人間であること
・自分の行動によって起きる痛みや現象、失敗から子供は沢山のことを学ぶということ
が、しっかりと描かれていて、今の親の子供に対する間違った教育法も表現されていた。
次に、絵の天才っぷり!
まず、冒頭の海の表現に感動!海というあるひとつの宇宙観をしっかりと描いていた。
次に、波の表現。子供のころに感じた波の見え方、動きがうますぎる。
トンネルのシーンの二人の後姿の描き方、闇、トロロに通じる子供の恐怖心が随所にまたいつも通り描かれている。
そして、そーすけの家の横にフェンスやタンクがあること。
車で町を走っているときに描かれたクレーン。
どうしても描きたくない”現代”を逃げずに描き、受け入れ、抱きしめ、共存させてしまうこの思想には、心の底から感動と感謝を述べたくなる。
また、冒頭のタイトルバックや最後の絵なんかも新しい表現方法として、アニメとしての動きや表現の新しさに世界が評価するでしょう!
最後になにより、宮崎さん自身が常に成長していることや、年をとったことがわかるその人間くささもまた素晴らしい。

本当に、たぶんみんなそれぞれに感動しているでしょう!
だからみんなで言いましょう!
宮崎さん、「ありがとう!!」

おしまい

言葉は感動を表現する言葉を持たないね
omochi

2008-07-18

Helsinki University of Technology





I fly away from here at 03 August, 2008.
The destination is Finland and I'll study architecture in Helsinki University of technology(TKK).
I know: that in Japan, students graduate in March and after that, they get a job. It is very common current.
However, I wanted to still study architecture in high motivational school.
Therefore, I looked for a means for it and I found "Wood program" in TKK.
This program is offered for international students and it studies architecture, especially wooden architecture.
I was applied in TKK safely.
I want to catch good result and experience.
I'll be back!
bye-bye.



I wrote this sentence in English for the study of English. Please teach me to find the mistake of the grammar somewhere.

2008-07-15

建築もまた、リレーされている?

先日、柳々堂に行ってきました。
つい二・三日前、友達に、フィンランドへ日本語の建築本を持って行ったほうが、レポートなどが楽になるんじゃないかというアドヴァイスを頂き、”木”に関する本を探しに行ったわけです。
そして、東京で見れなかったギャラリー間で現在開催中の前投稿で少し触れた”グレン・マーカット”の作品集もついでに買いに行きました。
そこで、柳々堂のおばあちゃんは親切に、ポスターとある一冊の冊子をくれました。
ポスターはグレン・マーカット展の案内ポスター。
もうひとつは、RICEという小冊子のVOL.3でした。

カフェで、冊子を読むと、現代建築研究会-kit-*という京都工芸繊維大学の大学院生らが作ったものだとわかり、4年間京都にいながらこの存在を知らなかったことが恥ずかしくなった。
そして、このRICEの内容が非常に良く考察されていておもしろい。
"atmosphere"という用語をキーに、それぞれ学生が考えを述べているもので、建築の非常に説明しづらい部分を、何とか他者と共有しようとする試みが見て取れる。
その中では"atmosphere"を"雰囲気"と解釈し、建築と時間との関係・建築のもつ現象学的性質・陰翳礼賛的な感覚論などと言った非常に困難な、しかし確実に存在している建築の空気を捕らえていた。
特に、個人的には西島久美子氏の「4次元の建築と、建築の割符」がおもしろかった。

建築は沢山のところで考えられ、沢山のところで育てられているということを思った。
谷川俊太郎の「朝のリレー」がふと頭に浮かんだ。

* 現代建築研究会-kit- http://gk-kit.com/

バブル vs サスティナブル ~建築の行く末~

今週末、東京へ行ってきました。
展覧に関しては、横浜美術館にて茂木さんやアラーキーの企画展を、
GA galleryにて世界的建築家の企画中プロジェクトの模型やパネルの展覧会を見ました。
最近、知り合いの方々が世界的建築家の事務所に多数就職していったこともあり、また新鮮な感覚で、展覧会を拝見できる経験をしました。
その中でもSnohetta(スノヘッタ)*のプロジェクトは、壮大かつ実施を見据えている点でおもしろく、またバブルの香りを感じました。CGのクオリティも高く、目立ちましたね。



そして、どの作品も非常に形態的な新しさを模索しているようでした。
SCI-Arc時代の彼らの建築が、ようやく実施レヴェルで登場してくる時代になったということでしょうか。
一方では、これからは”環境”を視野に入れた計画を行っていかなければならないという議論を、東京で耳にしたわけです。
僕も、その用語なしにはこれからの建築は無いという気がします。
世界的建築家が行う形態主義建築は、その中に”バブル”という概念を含んでいます。
バブルは、先ほどの”環境”とは対を成すもの。いったいこれからどうなるのでしょう。
ドバイなどのバブル絶頂期国と次期バブル国を見据え、これからも建て続けるのか。
それとも、”環境”を視野に入れた新しい流れが現れるのか。
そこで、僕が面白いと思ったのが、GA galleryで形態主義建築の展覧会を行う中、一方でギャラリー間は、サスティナブル建築家でプリツカー賞受賞建築家グレン・マーカット*展を行っている点。
まさに、バブル vs サスティナブルの状態が起こっているのです。

最近の形態主義建築には、ユートピアと建築空間の新しさを求める向上心があります。
これからの環境建築には、自然との友愛と建築テクノロジーの結晶です。
と、書いておきながら、おそらくどちらも両方の可能性と特徴を持っているでしょう。
僕は、建築史上大きな変革期に生まれた世代になるのでしょうか。
それとも、もう少しこのまま現代建築は変わらないのでしょうか。
それは、これからの僕らの世代の将来の建築家が決めることです。
僕は、サスティナブルに大きく軸が傾くことを祈ります。なぜなら、地球が好きだから。
そして、その中で、現代建築空間が新しく変わっていくような世界だったら良いなぁと思います。
そんなことを、東京旅行で考えました。

*Snohetta(スノヘッタ)
ノルウェーを拠点にしている世界的建築事務所。
www.snohetta.com
GA galleryで開催中。
www.ga-ada.co.jp/japanese/ga_gallery/index.html


*Glenn Murcutt(グレン・マーカット)
オーストラリアの建築家。2002年プリツカー賞受賞。
ギャラリー間にて7/14現在開催中。
http://www.toto.co.jp/gallerma/ex080612/index.htm

2008-07-07

フィンランド滞在許可証

今日、フィンランド滞在許可証が届きました!
いわゆるビザです。
デザインはアメリカの時よりもこってて格好良いですねw
個人データが入ってるので写真をお見せ出来ませんが、お国モノといった感じです。
これで、正式なフィンランド留学生ですね~!!
胸はって言えるようになりましたw

実は、滞在許可証の申請には、TOEFLの試験結果を提示する必要があったのですが、
僕はTOEFLを受けてないんですw
僕の閃きとごり押しにより無事取得といったところです。
(滞在許可証の申請で困っている方や詳細を知りたい方はコメント欄にお書き下さい)

後は、住宅のみですね。
コレが決まれば渡フィンあるのみ!!
頑張ります!!!!

2008-07-04

マルセル・ブロイヤー

今日は久々に建築の話をしようと思います。
そこで、僕が「この人には一生勝てない気がする」と思った建築家を紹介します。
建築家の名前は
Marcel Lajos Breuer(マルセル・ブロイヤー)です。
マルセル・ブロイヤーは素晴らしい家具を設計していますので、
皆さんは家具デザイナーとして知っているんじゃないかと思いますが、(ちなみに、最も有名な彼の設計した椅子は、ワシリー・チェアと言います。)
彼は家具デザイナーである前に、建築家なんです。それも大変素晴らしい建築家だと僕は思います。

実は、作品として実際に見た事があるのは
ニューヨークのホイットニー美術館のみで、マルセル・ブロイヤーを語るに値しませんが、それでも語りたくなるぐらいに素晴らしい建築家なんです。
まず、経歴を見ていただければ、素晴らしい建築家であることが一目瞭然なのですが、
まずかの有名なバウハウスで学んでいます。これは有名ですね、確か同校の教授かなにかにもなったようなに記憶しています。
そして、ハーバードの建築大学院にて、フィリップ・ジョンソンなんかに建築を教えているんですね~。マルセル・ブロイヤーのことを「モダニズムの父」と呼ぶ形容があるほど、彼は有
名な建築家だったんですね。

経歴を見ると、本当に素晴らしい建築家だったことがわかるのですが、なぜか日本ではそこまで有名ではないですよね?なぜでしょう??家具デザイナーとしての名前はかなり浸透してはいますが・・・。

そして、本題ですが、ホイットニー美術館というニューヨークにある主に現代美術が拝見できる美術館をご存知でしょうか?
場所は、セントラルパーク沿いのライトのグッゲンハイム美術館付近だったと思います。
形態としては、ボックスが上に行くにつれて前へ少しずつせり出していくシンプルな形態です、あと窓が印象的に配置されています。
私は、この建築内部に入り、階段を利用したときに、「ああ、すごい」とつぶやいた記憶があります。

なんともいえぬ収まり・明快な動線・ディテールの美しさ・あと、まとまりと言えばよいのでしょうか?全体的なホイットニー美術館という固有名詞を表現するまとまりの良さを感じました。
それは外部形態・外部のマテリアル・ディテール・内部との収まり・内部空間・内部のマテリアル・ディテールすべてがすっきりとまとまっているように思いました。
私は自分の中で、雑誌だけでなく、行った時にし
かわからない、言葉に出来ない感覚的な”良さ”を感じたものを、「私の好きな建築」と呼ぶようにしていますが、この建築は好きな建築です。
マルセル・ブロイヤーの建築は日本ではあまり有名ではありませんが、是非一度調べて見てください。そして、、是非ニューヨークのホイットニー美術館に足を運んでみてください。
本当に素晴らしいです。


紹介しておきます。
有名なTASCHENから1500円で本が出てます。表紙は例の美術館です。