2009-07-23

蒸されるのではなかろうか

前に書いた内容で、ブラジル人と神戸へ行くとありましたが、ブラジル人って日本へ来るのにVISAがいるんですよ。
でね、それが1回のみ有効みたいなわけわかんない条件付きらしくて、彼は日本へ来た後、韓国へ4日間遊んでからまた日本へ帰ってくる予定だったのです! だけど、僕らの予想だにしない展開でその条件から、まさかの入国拒否! 慌てて、韓国へとんぼ返り、もう1日遊んでもらって、次の日、再挑戦でなぜか入国受理。
なんでや?
でもそれも深夜の話で、結局、神戸で六甲の集合住宅とライトの山邑邸を見るという計画は台無しでした・・・。 彼は無事、フィンランドへ帰っていきました。良かった良かった。 ただ、税関職員や入国審査の人間の適当ぶりにはびびる。 話によると、すべて日本語対応らしい・・・。英語出来ない人がそんな仕事できるんですね、日本は・・。

それと、日本蒸し暑いです。蒸されます。。餃子の気分。
そろそろポートフォリオ作り終えたいところですが、まだまだかかりそうです。
最近の僕はというと、ポートフォリオ作ったり、友達から長屋の改修を頼まれているので、そのデザインを考えたりしています。 来週からは、新たにウェブデザインの仕事も入る予定なので、頑張ろう!
就職活動始めないと・・・。
ポートフォリオって紙媒体じゃなきゃ駄目ですかね?
一応メールで送れるという理由で、ウェブ媒体にしようと考えたのですが・・・。フィンランドの事務所へもその方が送りやすいかなということで。 どう思いますか?

それでは、また

2009-07-18

ブラジル人との日本

本当につらい暑さが続いていますね。
帰国して早3週間です。Wood Programの友達であるブラジル人Rafaelと共に、いろいろと日本旅行をしてまいりました。
主に建築目的ですが、これまで行ってなかった建築に行けたのは本当に良い機会だった。 その中でも、隈研吾氏の広重美術館と安藤忠雄氏の光の教会は、マスターピースだというのにスルーし続けて来たので、ちょっと感想をと思いまして・・・w。

率直に、広重美術館は、綺麗でした。繊細な壁と屋根の印象で出来ていて、その薄ぺらな印象がまた、非常に周りの緑、特に竹とよくあっている。

 

大きなエントランスは、この建築をよく理解する場所として、特別です。意外とH鋼の存在感は大きいが、非常に軽い印象を持った。
壁材に和紙を使用していたのも、綺麗で良かった。特に足元から光る和紙壁照明が綺麗だった。

 

そして、光の教会にも行きました。
噂で、光の教会の牧師さんは、あまり良い評判では無いなどと聞いていましたが、そんなことは全く無く、非常に親切な方で、英語も堪能な気さくな方でした。Rafaelと僕を軽く招いてくれた後、自由に閲覧・撮影してくださいということで、さっそく拝見。
僕は、非常に好きな建築でした。Rafaelは、ガラスの収め方があまりにも素直すぎる、ディテールが無いと批判。
僕は、その愚直なディテールと明快なコンセプト、明快なプラン、形態は、ひとつの言語でまとまっているし、空間の光も非常に良いと思う。空間内にH鋼が走っているというのは知らなかった。上手だと感心したことがあって、安藤氏はデッドスペースを作るのがうまいなぁと。僕は名建築だと思う。

 

しかし、確かにこうやって約5年間建築を学んできて、安藤氏のような建築を作るのは本当に難しいことなのだと考えたりもした。Rafaelの言うとおり、全くといって良いほどディテールの無い建築・模型的な印象、断熱材無し、沢山の無駄空間など、「○○しなければならない」と言った教育的な縛りをほとんど受けていない。僕なんかは、それなりに教育されてきたので、今からこういう建築を考えられるのかと言われると難しいのかもしれない。。。僕が、本当に良い建築だと思うものは、いつも変なもので規制にとらわれていないものを見たときなのに・・・。
  
それでは、明日は大阪、明後日は神戸と、Rafaelとの旅行はつづきます