ようやく、スペイン渡航が動き始めた。
当初全額支給と言われた航空券費用は450euroまで引き下がった・・・。
ユーロ安も影響して、5万強ほどの援助という形で決着したらしい。
全額支給という話はいったい何だったのだろうと思うが、
これは外国ならではというか、結構頻繁だろう。
しかも、決定が遅い。6月頭出発のスケジュールで
援助額決定のメールを受け取ったのは昨日というから驚き。
日本人など遠方組は、最初から全額支給されないだろうと腹をくくってはいたが。。
でも450euroは、ちとキツイ・・・。
ただ宿泊費は支給されるようなので、わがままばかり言えない。
マドリードでは、住宅の建設→パトロンや関係者へのオリエンテーション→
住宅の解体→帰国という感じの流れだろうと読んでいる。
実はすでにフィンランドで住宅は概ね完成しているので、
写真等で実物を確認出来ている。
やっぱり計画段階で沢山模型を作ったとしても、
原寸の大きさ・ディテール・マテリアルなどが関係して
想像以上の完成品として現れてくるのだなぁと思う。建築ってすげぇわ、やっぱり。

写真掲載して良いのかどうかわからんが、
まぁFacebookで公開してるし大丈夫でしょう!
一応全体は把握できない写真にしておきます。
詳しくは
www.sdfinland.comまで。
*写真奥にある「木のカーテン」と称して良いと思われる物体は、
カーテンという表現のごとく、外の風によって室内の影を揺らす。
今日、竹原義二さんの住宅作品集の本を立ち読みした。
恥ずかしながら、竹原義二氏の建築をしっかり勉強したことが無く、
ほぼ初見でしたが、もう、すんごい良い!
めちゃくちゃかっこいいし綺麗だし詩的だった。
かなり鮮烈。
フランク・ロイド・ライトに似てるなぁと、ふと思ったりもしたがそんな事ないだろうか?
特に形態が似てるとかマテリアルが似てるとかそんなのでは無く。
全部の写真を通して緊張感のある空間だなぁと思って、感動しました。
僕もこういう建築作れたら良いな・・・
実はマドリードに1ヶ月滞在した後は、
フィンランドで就職活動をしようと計画していましたが、
諸事情により白紙になってしまいました・・・・。
最近、本当に人生がうまく回らない!高望みのしすぎだろうか・・・厄年だからか・・・
帰国後どうするか真剣に考えなきゃいけない。
陶芸は、土の練り方や手びねり等の技法を勉強している。
菊練りという土の空気を抜く練り方に関しては、
「菊練り3年」という言葉があるくらい難しい。
しかし、30分程で形をマスターしてしまい、先生にかなり褒められた。
ちょっと恥ずかしかった。
陶芸は本当に難しいし面白い。
形態は非常に緊張感に満ち、色は宇宙のように深い。
先生から面白い話を聞いた。
「学生時代は、均一の綺麗な形を作ることに夢中で技術を磨いたけれど、
一度綺麗に作れるようになると、最初の頃作れていたいびつで不恰好な
形が作れなくなった。」 と。
緊張感のある不恰好な器を作れて初めて職人ということだろうか。
なんだかかっこいい。
建築において陶芸とのお付き合いは瓦とタイルだろうか。
僕はタイルはあまり好きではない。瓦は好き。