2008-09-20

1週間が長くて短い



部屋の窓から。

やっとこさ、土曜日です。
一週間が長くて、短い。最近は、来週の月曜日に行われるプレゼンテーションに向けての0エネルギーコンペティションのリサーチとその素材作り、また再来週行われる、木で作る200×200×200のBOXの提出に向けての製作に時間をほとんど使っています。
後者の方は、一歩間違えると指が飛ぶ作業なので、神経と集中力を使いますし、出来るだけ流れ作業にしようと頭も使います。
なにより腰が痛い・・・。まだ若いと思ってたのに・・・



TKKの作業用教室(以下PAJA)は、アルヴァ・アアルト設計の建物なのだそうですが、どうも怪しい気がしてきた。確かに良い建築ではあるのだけど・・。
1階がロッカーとサークル(こっちでは”ギルド”?だったかな?)のための場。
2階が木工作業室と木工用機械室。ガラスを隔てて並んでいるので、どちらからも内部の様子が確認できるというのがうれしい。機械はほとんどが最新式。
テーブルソーが自動なのは、ちょっと驚いた・・!
そして、ここにいるのが、通称:仲本工事と馬場さん(同コース日本人さん命名)。「こうしたい」という学生のわがままを、一瞬にして解決してしまう木工の鬼。
なによりすごいのが、たぶんここに無いものは無いと言いたくなる位、沢山のものがそろっている。建築学生からすれば、アミューズメントパーク、まさに夢の国です。
3階は、作業室で、机と椅子が延々並んでいるという感じです。ここにPCもあるので、基本的な作業はここでします。課題チェックもこの教室。
教室は鍵さえあれば、24時間、中に入れるらしいのですが、まだ鍵を手に入れていないし、何より夜教室に舞い戻る元気がありません・・・。

昨日、学生と思しき青年が、2階作業場で、エレキギターを分解し、ギターネックが二つ置いてあるのを目撃した。彼に「ギターネック自分で作ったの!?」と尋ねると、そうだ!と言う。よくよく聞くと、これはネックが潰れたからもう一本のギターネックを取ってきたらしいのだが、過去にはネックを自分で作ったと言う。なんというかっこいい青年なんだろうか・・・。いつか彼はギターを自分で作ってしまうのか・・。。
やっぱり、日本とは違う感覚が根付いているのだなぁと思う。潰れたら新しいのを買うのではなく、直して使う。簡単な修理なら、ポケットのナイフでささっと直す。これは、ギターの話に限らず、何でも感じること。なんだか、日本人は本当に「生きる」ということを忘れていると思い知らされた。

はてさて、日本はようやく秋の気配が見え始める頃ではないでしょうか?
フィンランドは、すっかり冬です。木々の葉っぱは今尚持ちこたえているとは言え、気温はすっかり5度~8度くらいだと思います。寒い
でも、ふと感じたのが、大阪で5度だと手袋までするくらい寒い気がするんだけど、そこまで「寒い!」てわけじゃない。やっぱり湿気が人の寒さに対する反応と大きく関係しているのだろうか・・



授業で、森に行ってきた。本の100ページ分の知識は、現場に見て学べば、10分くらいで済むのだなぁと関心した。
見ないとやっぱりわからない。やってみないと何もわからない。やっぱりヴァーチャルは何かを落としながら進んでいる気がする。
本質はいつも現場にある。建築は特にそれを忘れてはいけない気がする。

ちょっと長くなってきた。
授業は、大きくわけて、レクチャー物・スタジオ・研究・語学です。火曜日の授業がなんやかんやでまだ始まってません。未体験です。確か、フィンランド建築の歴史とフィンランド現代建築の講義授業だったと思う。
今日は、昼から同コース日本人三人によるレクチャー勉強会、なぜなら英語についていっていないから、復習です・・・トホホ。
語学が本当に苦しみです。昨日、フィンランド人で日本語ぺらぺらのアンティだったかな?から語学が堪能になるコツを日本語で伝授してもらった。フィンランド人から日本語で「心の持ちようだよ!」と言われた僕っていったい・・・・・
でも、彼いわくやっぱり環境を変えることは本当に大事だと言われた。例えば彼は、携帯をすぐauに買い替え、パソコンのOSを日本語版に入れ替えたらしい。日常会話も日本語でよいと友人たちに言い、mixiや新聞などで字を日本語で読む。これは大きかったと。なるほど。



写真は、同コース過去の作品・家の前にある教会・昨日教室の窓から。夕焼けに消えていった気球

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